先日、ランナーのためのAED研修会を受けてきました。
職場でもAEDは設置されているものの、使用経験はなく講習も受けたことがありませんでしたので、いい機会でした。
まず座学から入り心筋梗塞のしくみを学び、その後2人1組で、心肺蘇生法の実技を学びました。初めてする心臓マッサージ。ドラマではよく見ますが、思った以上に力がいるので2分間も行うと手が痛くなります。
一般市民が目撃した心原生心肺機能停止者のうち、心肺蘇生術を実施しなかった場合は、その9割は亡くなっています。しかし、心肺蘇生術を実施した場合は生存者数が1.8倍、社会復帰者は2.4倍になります。そして中でも、AEDが適用されたケースは、その半数が生存しています。
AEDの使い方は、非常に簡単で、容器を開けるとガイダンスが流れるのでそのまま行えばいいのですが、中身を全く知らないと少し戸惑うこともあると思うので、研修で実際に触ってみて、とても役に立ちました。
とここまでは、一般的な話。
ここからは個人的な所感を。
私は、もし大会中に倒れているランナーがいたら助けてあげたいと思うんですけど、逆に私自身が倒れた場合は、救助して欲しくないなー、と思っています。
もし心臓が止まっていたら、そのままにしてほしい。(意識があって、苦しんでいたら救急車呼んでほしいけど) 好きなことをやっている最中に、そのまま死ねたらそれはそれで幸せだなぁーと。
私の場合は、残されて困る人がいる訳じゃないですし。
「〇〇をしないでは死ねない!」っていう強い願い事もないですし。(その昔は「サブ4達成しないと死ねない!」って思ってましたけどw
走っている途中で死ぬのって私的には理想の幸せな死に方なんだけど、たぶん少数意見だろうな。マラソン大会中に死なれたら迷惑だ!って言う人もいるんですけど、まぁ、どんな死に方だって一部の人には迷惑かけるし、死はどんなところにも実際は転がっているわけで、その辺はご容赦願いたい。
ゼッケンの裏に「心臓マッサージ及びAEDは希望せず」って明記したらいいのかなとも考えるけど、でも、いちいち書くのは面倒だから絶対書かないんだろうな(;^ω^)
そんな感じで、まぁAED研修会を受けたにもかかわらず、自分はやってほしくないというジレンマ。