久々に山歩きをしてきました。
今回は走り要素は全くないトレッキングにしました。日帰りで行けて、初心者でも大丈夫で、かつ涼しめなところ・・・を選んだ結果、行先は飯能の先にある「棒ノ嶺」に決定。飯能駅からバスで40分ほど行った「河又名栗湖バス停」からスタートして、有間ダムを通り、沢歩きを楽しみ、棒ノ嶺に登った後は尾根沿いに降りてくる全長約10km程度(所要時間4時間半)のコース。
当日は8時には名栗湖バス停に到着。ゆるやかな塗装路をてくてく有間ダムに向かって登っていきます。しばらく歩くとダンナが「靴が・・・・」と言い出しました。見るトレッキングシューズのゴムのソール部分がパカパカ剥がれてきている!
ちなみにこのトレッキングシューズを履くのは10年ぶりくらいで、見た目は比較的綺麗なんだけどなにぶん古い。劣化しているかもしれないから、ちゃんとチェックしてね、って前日に言っておいたのに、ノーチェックで履いてきたらしい。
ちょっと!どーすんのさ!(怒
いきなり水を差されてご機嫌斜めになりながらも、近くのお店を探しまわって布テープをゲット、無理やり補修して再スタートです。(超絶貧乏くさい)
沢歩きとかあるけど大丈夫かな?滑るかな?とちょっと心配でしたが、この時はそんなに深くは考えていませんでした。
靴の補修で1時間ほどタイムロスしましたが、有間ダムを通り過ぎていよいよ登山口から山道に入ります。いきなり細い道で、しかも片側が崖みたいになっていて、高所恐怖症の私には失神しそうな道。歩き出して3分で後悔しました。初心者でも大丈夫ってネットには書いてあったのに・・・。でももう引き返すのも怖い。
(イワタバコの花が咲いていました)
それでも進むしかなく、そろりそろりと進んでいきます。すると途中から沢に出て、このあたりから非常に楽しいコースになってきました。ゴルジュ帯というらしい。
(沢ではところどころで渋滞)
沢沿いは涼しいし、なにより景色が美しい~。ちょっと水につかりながら沢を渡るのも楽しい。初めてのロープや鎖場も、そんなに大変じゃなくて、適度に変化があっていい。
そしてしばらくすると私の靴にも異変が・・・。
なんかつま先がパカパカする?
見るとソールが剥がれかけていて、引っ張ったらパッカーンと取れた!
私は前日に履いてチェックしてたのに・・・・。どうやら沢の水に浸かって粘着が一気にダメになった様子。これではダンナを怒る資格はありませんね。
トレッキングシューズはゴムのアウトソール、ミッドソール、布のソールと3層になっているらしく、とりあえず一番外側のゴムは取ってもまだ歩けることがわかったので、そのまま続行。
登りのラスト、権次入峠から棒ノ嶺は意外に急勾配できつい。木の根がボコボコ出ているし、丸太の階段はところどころ壊れているし、歩きづらい。アウトソールのない靴だとなおさらw
それでも登って行けば頂上には着くもので。
山頂に到着。ガイドブックには眺望が良いと書かれていましたが、この日は視界不良で見えませんでした~。それでも登りきると満足。いやー、きつかったっす。汗だく~。帰りは、尾根沿いを下ります。私は登りより下りが苦手。小さい子や若者がひょいひょい降りていく中で、ゆっくりゆっくり慎重に。なにぶん靴もソールがない不安定な状態なので、ここで滑って転んだら洒落にならない。
雑木林のなか、ひたすら下る。何度か林道と交差する場所があり、この感じは奥武蔵と似ているような。「林道に突き当たると興ざめする」とヤマレコのレポに書いてあったが、なんとなくその気持ちはわかる。
ひたすら木の根っことの格闘が続く。
そして、ようやく下界に降りてきて「さわらびの湯」(800円)で一風呂あびて終了。さっぱりんこ。
終わってから改めて自分の靴を確認すると、どエライ状態になっていました。ミッドソールもはがれかけてきて、まさにぎりぎり危機一髪状態でした。
調べたらトレッキングシューズの寿命は5年くらいらしいです。そして履かずにしまいこんでいると経年劣化がさらに進むらしく・・・。山でシューズが分解したら、命とりですので、ほんと気を付けなければいけませんね。反省しきりです。
でも、久々の山は楽しかったです。新しいトレッキングシューズを買って、また新たなところに行ってみたいな。低山限定・急な下りなし・崖なし・怖いところなしでねw