夢は枯野を駆け巡る

中年女性が鬱々とした気持ちで過ごす日常をメインに、走ることや橋のことなど雑多なことを書いています。フルマラソン自己ベストはさいたま国際での3時間16分。現在は絶賛記録停滞中。

低山遭難の恐怖

最近峠走に興味を持ち始めて、近場の山を少し調べてみました。奥多摩とか奥武蔵とか走るのには楽しそうな感じなのですが、いかんせん、グーグルマップで調べても道がよくわからない(^^;) そんなこんなでネットを徘徊していると「低山遭難」という気になる単語が引っ掛かりました。

近年、「低山遭難」が増えてきているとのこと。

遭難はなにも高い山だけで起こる事ではなく、低い山でも起こるそうです。低山遭難の主な原因は「道迷い」。特に多いのが下山時に登山道をそれて、道に迷ってしまい、そのまま遭難するパターン。道に迷った場合は、わかるところまで引き返すのがセオリーだそうですが、そのままやみくもに下ってしまい、沢に降りてしまって、降りることも登ることもできず、携帯の電波も繋がらず救助も呼ぶことができず、そのまま・・・。もしくは無理やり降りようとして滑落して行動不能に・・・。

私のような素人は、とりあえず沢沿いに麓まで降りていけばなんとかなる!と思いがちですが、日本の山は沢に降りると、ほとんどの場合急峻な崖や滝にぶつかってしまって、降りられなくなるそうです。(こういった滝は地図にも表記されていない場合が多い)

先日遭難した五頭連峰の新潟の親子もこのパターンだったようです。

特に低山は見通しが悪く、藪が茂っていたり落ち葉や残雪で道が隠れてしまっていると、簡単に迷ってしまいます。また、どちらが頂上かというのも、低山ではわかりにくいことがしばしば。

こういう事故を防ぐために詳細な地図が必要なのはもとより、GPSで場所を把握するために山のスマホアプリをインストールして活用するのが有効だとのこと。

ふむふむ。

私は方向音痴で山に限らず、平地だって、なんなら家の近所だって道に迷うくらいなので、かなり用心してかからなければいけないな、って肝に命じました。まぁ、ロードを走ってるぶんには大丈夫だとは思うんだけど・・・。

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私は、昔からハイキング程度なら山が好きで、旅先で低い山があると結構登っていました。もちろんメジャーなルートを歩いているので、迷うことはほとんどありませんでしたが、たまに人があまり通っていなくて熊笹だらけの道を「ほんとにここでいいの?」と思いながら通ったり、予想外に時間がかかって水切れを起こしてフラフラになったりしたことがありました。その時でさえ不安でしょうがなかったのに、本当に道に迷ったら平常心ではいられないだろうなと思います。

「沢に降りてはいけない」、しかし道に迷った人はそれを知っていても尚、降りる場合が多いので、そのへんに遭難者の心理があるようです。

 ①来た道を戻るのが面倒(そのまま進んだ方が早い)

 ②このまま進めば登山道にでると思う(根拠の乏しい希望)

 ③のどの渇き(水場に出てしまう)

 ④日が暮れて焦る(とにかく動き回ってしまう)

この辺の心理はきっとコントロールしようとしても、しきれないでしょうから、まずは道に迷わないようにしっかり準備をすることが大切だと思います。(私だけは道に迷っても冷静に判断できる・・・とはとても思えない)

遭難した方のブログを読むと、とても怖い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

さいごに資料を少し。

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山岳遭難・水難|警察庁Webサイト