夢は枯野を駆け巡る

中年女性が鬱々とした気持ちで過ごす日常をメインに、走ることや橋のことなど雑多なことを書いています。フルマラソン自己ベストはさいたま国際での3時間16分。現在は絶賛記録停滞中。

名古屋ウィメンズ振り返り

昨日のレース後は、お風呂にも入らずそのまま新幹線に乗って東京まで帰ってきました。

自宅でシャワーを浴びたのち、速攻で横になったのですが体中が痛くて寝返りをうつのも大変でした。

 

今朝も筋肉痛がひどいですけれど、少し動かしているうちにマシになってきたように思います。会社の人たちに「テレビ見ていたけれど映らなかったね~笑」などと言われて、おお、皆私が走ることを覚えてくれていたんだなぁと少し嬉しかったです。

 

さて、ざっくりとレースの振り返りを。(あまりにガチで走ったため、ほとんど記憶がありませんが)

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朝5時起床。シャワーを浴びコンビニで買った朝食を食べる。緊張のあまり食欲はゼロだったけれど無理やりおにぎり2個としじみのお味噌汁を流し込む。レース中は、補給は一切しないので(スポドリと水のみ)、朝食は大事。

 

ナゴヤドーム前矢田駅まで行き、ランナーズヴィレッジでトイレをすませ、ミールサービスでポカリとバナナを頂く。これは素晴らしいサービス!

 

8時くらいに荷物預け。混雑していてなかなか進まず。整列場所にたどり着けたのは8時20分すぎで焦る。もう一度トイレに行きたかったが諦める。(40分に整列締切と書いてあったが、ブロック横にあるトイレに並んでいたら時間過ぎていても入れるのかが、よくわからなかったので・・・)

 

9時10分スタート。Cブロック中ほどだったが、スタートロスは1分15秒。

サブ3.5はネットで考えていたが、もしかしたらグロスでもいけるかも?と欲が出る。

 

スタートしてしばらく大渋滞。蛇行したり、途中急に写真の為にジャンプしたり沿道に駆け寄ったり、といった行為にちょっとイライラする。最初の1キロラップが6分で、愕然とする。普段は、速い切り込み隊長的ランナーの後ろにくっついて前に出るのだが、今回はそういう人はあまりいない・・・。

 

2キロすぎてから、ようやく走りやすくなる。キロ5に乗せることができた。

風船をつけたペーサーを見つけるも4時間半と4時間ペーサー。

3時間半ペーサーはもっと前か。

 

4分42~50秒くらいのペースで進む。そのまま巡航モードへ。

17キロ付近で3時間半ペーサー集団をとらえる。少し併走。キロ5分で進んでいるようだ。かなり楽に感じたが、終盤にペースをあげるのかもしれない。その時についていけなかったらまずいので、サブ3.5ペーサーを抜いて自分のペースで走ることにする。(私は後半あげる走りはしたことがないので)

この判断を後悔しないように走らないと、と思う。

 

ハーフ通過後からは、時折アップダウンや風を感じるがまだまだ走れる気がする。

このころには周りの人数が大分少なくなって、なかなか自分と同じペースの人がいない。

名古屋城が見えた。風景で覚えているのはそれくらいw

ほとんどの区間、ただただ前しか見なかった。

 

30キロまでは、3週間前に行った30キロ走のおかげで自信をもって走れた。練習でできたんだから本番でもできるはず。30キロ越えてからも少し心拍数が上がっていたけれど、まだ大丈夫。

 

35キロ越えたあたりから、突然体が重くなり、まずい感じになる。急にガクッときた。35キロ越えたらキロ5分前後まで落としても大丈夫と思っていたけれど、気をゆるめると一気にキロ6分を超えてしまいそうな感じ。というか、いつ足が終わってもおかしくない感じ。ここからは、必死すぎて1キロ1キロをとにかく進むだけ。

 

風景はほとんど記憶にないけれど、応援の声だけは耳にしっかりはいってくる。

「今がいちばん辛いところ!」「がんばれ!」「サブ3.5いけるよ!」という声に、頑張ろうと思う。

 

ここまで頑張ってきて、さいごの20分あまりを楽しようとして、サブ3.5を逃してなるものか、とにかく腕を振って足を出せばゴールは近付くはず。

 

40キロをすぎてからの2.195キロの長かったこと。巨大スクリーンのメッセージや音楽も感動するどころではなく、もういつ足が終わるかわからない感じで、はやくはやくと無我夢中でナゴヤドームへ。周りはラストスパートをかけるが、その余裕もなく、爆弾を爆発させないように、慎重にゴール。やっと終わった・・・。サブ3.5、グロスでもいけた・・・。

 

じんわりとした喜びで、なんだか夢心地に。

 

ティファニーを貰い、荷物受取に。ぎりぎりまで頑張ってくれた足は、もうガクガクでまともに歩けず、何度も攣りそうになってはスタッフの人に声をかけられた。

 

ゴール後しばらく、魂が抜けていた。

よく頑張ったな、自分、と思った。

 

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レースレポは簡単ながら以上です。あとは食べたものとか、綺麗だった場所とかはまた次回に書こうかと思います。

 

応援してくださったかた、スターを付けてくださったかた、ブログを読んでくれたかた

みなさん本当にありがとうございました。

 

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 憧れのティファニー