夢は枯野を駆け巡る

中年女性が鬱々とした気持ちで過ごす日常をメインに、走ることや橋のことなど雑多なことを書いています。フルマラソン自己ベストはさいたま国際での3時間16分。現在は絶賛記録停滞中。

永代橋と富岡八幡宮

昨日の夜は帰宅ラン。

なるべく疲労が残らないようにゆっくり走ろうと思いましたが、最後は若干ペースがあがって、今日は少し足が筋肉痛です。

 

午後6時ごろ会社出発。いつもより少し暖かいかも。

秋葉原の繁華街を通ります。メイドカフェの呼び込みの女の子がちらほら。オタクの街、アキバっぽい雰囲気です。ながらスマホ率がたいへん高く、通り抜けるのが大変でした。

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キラキラの電気街をみると、これぞTOKYO!みたいな気分になりますね。

 

秋葉原を抜けて日本橋方面へ。だいぶ日本橋も走り慣れてきましたが知らない場所や新しく発見することも。日本橋郵便局の前を通ったら「郵便発祥の地」の銅像がありました。へぇ、そうなんですか。

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隅田川は永代橋を渡ります。永代橋は鋼バランスドタイドアーチ橋で大正15年建造されました。製造費は292万円。現在の貨幣価値だと35億円くらいでしょうか。その当時の隅田川の第一橋梁で「帝都東京の門」と呼ばれていました。

隅田川に架かる震災復興橋のなかでは2番目にお金のかかった橋です。(ちなみに1番は清洲橋の321万円)

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 遠目から見てもブルーのライトアップは綺麗ですが、渡ってみてもなかなか幻想的です。

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そのあと、富岡八幡宮にある八幡橋(旧弾正橋)へ。ボウストリングトラス橋で国産の鉄を使用した日本で2番目に古い鉄橋です。(1番は大阪の旧心斎橋といわれています)

ピンの接合部に菊の紋形の花弁装飾が施され、アーチ材は鋳鉄、引張材は錬鉄で作られています。弓と弦のように見えますね。

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永代橋と冨岡八幡宮がふたつ関係するお話があります。

1807年、冨岡八幡宮の祭礼の際、押し寄せた人の重みに耐えきれず当時の永代橋が落橋して死者がでた事件がありました。その際に詠まれた狂歌が秀逸です。

 

永代と かけたる橋は落ちにけり きょうは祭礼 あすは葬礼

 

かなりのブラックジョークで(それが狂歌ってものですけど)、不謹慎ながら上手いなと感心します。近代以降、狂歌は人気が衰えてしまったとのことですが、狂歌って面白いな~と改めて思いますね。

 

余談ですが、私は橋好きでして、橋のひとつひとつに擬人化したイメージがあるのですが「艦コレ」みたいにアニメ化できる画力が私にあったら一儲けできるのに・・・と思います。(清洲橋ちゃんは編み上げブーツに袴をはいた黒髪の美少女、永代橋氏は髭を生やした重厚な紳士、みたいな。八幡橋は華奢な華族の老婦人ってところかな~)いつかイメージ画をアップしてみたいです。

 

走行距離は22キロでした。(所要時間2時間33分)